HTML5で作るハイブリッドアプリについて

はじめに

もう既に知っている人も多いかもしれませんが、今回はHTML5を使って作ることができる「ハイブリッドアプリ」についてお話します。

目次

ハイブリッドアプリとは

従来スマートフォン用のアプリを作る際の言語は、AndriodアプリではJava、iOSアプリではobjective-CやSwiftが用いられてきました。

したがって、AndriodアプリとiOSアプリをどちらも開発したいとなった場合、二つの異なる言語で実装しなおす必要が生じていました。

その一方で、WebアプリはOSに依らず、HTML、CSS、JavaScriptを連携させることで非常に柔軟かつクロスプラットフォームな開発がされてきました。

その勢いは留まるところを知らず、HTML5の登場によって、これらのWeb用の言語によってアプリを作ることができるようになりました。

「OSに依存しない点」が利点であるWeb用の言語がアプリ開発にも使用できるようになったのです。

これが「ハイブリッドアプリ」です。

なぜ今頃になってHTMLなのか

HTMLは1989年から存在しており、「なぜ今更になってHTMLでアプリ開発をする必要があるのだ」と思う方もいらっしゃると思います。

それはずばり「HTML5はアプリ開発に十分な機能が備わっているから」です。

従来のHTMLと比べてHTML5は良い点がいくつかあります。

• 端末そのものの機能が使用できるようになった
• 端末の画面のサイズに柔軟に対応できるようになった
• 音楽・動画などのメディアファイルが扱いやすくなった

他にも、Webプログラム技術がそのまま使うことができることやPHPなどどの組み合わせもすることができます。

参考書

HTML5でアプリ開発デビュー

タイトル：HTML5でアプリ開発デビュー
著者：園田誠、クジラ飛行机、紀平拓男、戸谷直之、白石俊平
出版社：日経BP社
出版年月日：2013年2月22日（第1刷）
ソースコード：あり（こちら）
難易度：☆☆
おすすめ度：☆☆☆


レビュー：
HTML, CSS, JavaScriptを書いたことがない人でもこの1冊でかなり書けるようになる。