【エンジニアへの道】データベースとは
はじめに
データベースの第一回です。エンジニア職が存在するような企業は、必ず自社のサービスを利用するユーザのデータを持っています。このようなデータを利用して新しいビジネスやサービスの改善を行っています。そのため、データを取り扱うための知識が必要になるわけです。それがデータベースに関する知識になります。
データベースとは
「データベース」とは「データの集まり」であることは皆さんわかると思いますが、ただデータを集めただけでは意味がありません。そのデータに対して行う操作をする機能までを含めて「データベース」と呼ぶべきです。そのような操作の例としては、「追加」「検索」「抽出」などが挙げられます。
リレーショナルデータベース
データベースの中でも広く使われているのが「リレーショナルデータベース」です。リレーショナルデータベースでは、1つのデータをいくつかの項目のまとまりで表します。プログラミングでいうところの構造体みたいな感じです。
この1件のデータを「レコード」、そして項目を「カラム」と呼びます。「カラム」は「列」という意味で、Excelでレコードをスタックしていくように表を作った時に縦の列が項目にあたるためです。このレコード全体を「テーブル」と呼びます。まさにExcelですね。
このようなリレーショナルデータベースを管理するシステムをRDBMS (Relational DataBase Management System)と呼びます。データベースでは、項目に型が指定されていたり、操作を取り消すために「トランザクション」と呼ばれる機能を利用しなければならなく、それらを実現するためにマネージメントシステムが必要です。このような操作をきちんと定義しなければ、外部からデータを吸い取られてしまったり、変な値が入って後から利用しにくくなってしまいます。